嬉しかったのもあって「ありがとう」って言うけどやっぱり素直になりきれなくて鞄を投げ付けるように渡す。

ダメだなぁ、あたし…。


―バタバタ

パンを囓りながら猛ダッシュ!!

―バタバタ

ガラッ
―キーンコーンカーンコーン―

まっ、間に合ったぁ~。
「いつもながらナイスタイミングだね理乃♪」

「疲れた。」

「乃亜くんおはよ☆」

「優里亜ちゃんおはよ♪理乃のことよろしく頼んだよ。」

「了解☆」

「じゃあ先生来るからバイバイ!!」

「いやぁ、いつもながら乃亜くんはカッコイイねぇ。」

「だね。」