そんな時に見たのが、ある少女だった。 少女は1人で席に座っていて、誰とも喋っているようには見えない。 可愛くて、おとなしめの子。 それが、少女に対する私の第一印象だった。 あの子と、友達になりたい。 今なら1人だし、声をかけるのなら今がチャンスだと、思った。 でも私には、声をかける勇気さえなく、もやもやした。