Heat haze〜陽炎〜

海水に足だけ浸かりながらビーチバレーボールに夢中だった


私のあげたトスを愛子が打つ


二人で手を合わせた
「「快勝!!」」



次の対戦相手は弘人先輩と誠先輩


「一つ、揉んでやるか?誠?」


得意気に鼻で笑った弘人先輩


「とかなんとか言って、彼女がかわいいからって、わざと負けたりすんなよ!?」

釘を刺す誠先輩


サークルの2トップが並ぶとかなり壮観だった


「手加減なんか要りませんよ?私達は優勝しますから。ねー愛子!」


「もちろん!」


私達も負けてない



事を祈りつつ


試合が開始された