お前は俺のオモチャだろ?

トン

いきなり肩を叩かれ不意にドキッと胸が高鳴った。


いやいやいやいやいやいやいや…
そんなことおいといて....


てかさっきの会話はなに!?

よく意味が....


「ねぇ、汐莉。」

「ふぁいっ!」

急に名前を呼ばれ寒気がした。
この状況めっちゃ怖い...

「なんでここにいるの?俺になんかよう?」

「えっと...一緒に帰ろうと思って…」

「何で校門で待ってないの?」

「待ってたけどいつまでも来ないから」

この前としゃべり方が全く違う!!

「さっきの会話・・・、聞いてた?」

耳元で喋られて、吐息が耳にかかる。

そして私は無意識のうちに頷いていた。

「そう。聞いちゃったんだ。じゃあもう、汐莉は俺に絶対服従しなくちゃね・・・?」

へっ・・・!?服従!?

「凌介・・・?いってる意味がよく・・・?」

「分かんない?じゃあもう一度だけ。お前は、」




「俺のオモチャだ。」