始業式



「3、児童代表挨拶。1年、駒木汐莉。」


「暖かな春の日差しに、きれいなちゃくらの・・・。」


「プププッ・・・、アハハハハハハ!」


「ちゃくらだってさ!アハハハハハ!」


「な・・・、な・・・、//////」


はぁー、今思うと、



とても恥ずかしい限り・・・。



あの時間違えなければ・・・



「汐莉かっこよかった!」


「俺、まえから汐莉さんの事・・・。」


「汐莉さんって、優しいんだね。」


なーんて、言われてたのになぁ~。



「うふふふふふふふ・・・。」


にやけがとまらん///。



「あ~あ、なんであの時噛んだんだろうなぁ。」



トコトコトコ・・・。


「ねー。」



「ねぇねぇ聞いた?」



「聞いた聞いた!凌介くんでしょ?」



「この高校に入ったんだってね!」



「ねー。かっこいいよねー!」



「1年にして、史上最年少のバスケ部キャプテン!」


「「いいよね~!」」



うんうん!いいよね!



彼、道真凌介。道真家の御曹司で、バスケ部キャプテン。


彼は、私の憧れだったりする。


だって、目立ってるし、みんなに


いいなぁ~って言われてるし・・・。


実は、彼と、



誕生日が一緒だったりする。