「ハァ、ハァ、ハァハァ・・・追ってきてないね」


マジ死ぬかと思った、ナンパにもほどがあるでしょ・・・(笑)


でも、あの人たちがしゃべってた「あいつ」って・・・、



「?」


そうして首をかしげた私の後ろから


「アッハッハッハッハハッハッハッハ!」


え?誰?誰々?


「そんな事ってえあるのかよ!ハッハッハッハ!」


な・・な・・なぁぁぁぁ!


「わっ笑うなー!って・・、誰?」


「いやー、おもしろいね。汐莉は!」


その声は・・・

「うそ!凌介!?」


「やっほ!」


うっそ・・・、あの爽やか王子が・・・、


「かっこいい・・・////」


「ありがと。」


ヤバいやばい!


「じゃあ、行こっか」


スッ


あ・・・。


「手、はぐれないように。」


ギュッ


「大好き」


「なんか言った?」


「なんでもない」

「そ。」


これじゃ、


私も惚れちゃうかもな。