「ねえ、私、山宮志穂」 「俺!高谷咲也っす」 咲也君は私の手を引き、走り出した。 「もう、馬鹿!走らないで!」 おばさんだからキツいのと呟く私の横で、咲也君はしょぼんとしてゆっくり歩く。 こんな夢の遊園地で惑わされるのも良いかもしれない。 【完】