太陽side
「先生??」
「斗真が足のこと知ったら、意地でも吉岡のこと保健室に連れてっただろ。
あいつが、吉岡を助けただろ。
それが、…嫌だったんだ。」
「先生…」
何言ってんだよ俺。
芽唯のこと困らせるだけなのに。
でも、本当に嫌だった。
俺が芽唯を助けたかった。
斗真に、取られたくなかった。
「先生、ありがとうございました。」
「え?」
「どんな理由でも、助けてくれたのは先生だし、普通にしてたのに気付いてくれたのも先生だけ。それは、本当に嬉しいよ。ありがとう。」
「吉岡…」
「それに、私に試合出させてくれてありがとう。私が無理してでも出たい理由をわかって見守っててくれてありがとう。応援って言ってたけど、本当は足のことが心配で来てくれたんでしょ?
本当に、ありがとう。」
「…ばーか。そんな照れくさいこと言うな。当たり前のことしただけだよ。」
「素直じゃないんだから。」
「うっせ。」
俺たちは笑い合った。
