「てか吉岡も偉いよなー。」

「なにが?」

「だって、気まずい状態でもちゃんと太陽に会いに行くんだもんな。」

「会いにって言うより記録出しにだけどね。」

「でも毎日行ってんだろ?」

「うん、まぁ。」

「すごいよな。」

「でもすごく勇気いるよ。
別れた後だって、ほんとは行きたくなかったし、咲は変わろうか?って言ってくれたけど、ここで逃げたら先生と気まずいままになっちゃうと思って。
逃げたくなかったし、自分に負けたくなかった。
先生と、教師と生徒としても話せないのはやだなって思った。
だから、ちゃんと向き合いに行った。」

「ほんとすげぇよ。
吉岡のそういうところに、太陽は何度も助けられたと思うよ。
あいつだって、お前と同じ気持ちだったと思う。
吉岡よく頑張ったな。」

私はちょっと泣きそうになった。

頑張ったなって、誰かに言って欲しかったのかも。

「偉いでしょ。」

泣きそうなのをバレないように、笑顔で言った。