「なん…で?」

芽唯が今にも泣きそうな声で言う。

「李空先輩、俺はちゃんと覚悟があります。
もしもの時は俺が全部責任をとります。
芽唯を傷つけません!約束します。
ですから俺たちのこと認めてください!」

太陽は必死になって俺に頼んだ。

「お前一人だけが責任とって済む話じゃないのはお前が一番よくわかってるだろ?覚悟があるだけじゃダメなんだ。
頼む、芽唯が大事なら別れてくれ。」

その時芽唯が立ち上がった。

「やだよ!別れるなんでやだ!そんなのバレなきゃいい話じゃん!絶対バレないようにするから!ちゃんと気を付けるから!だからお願いお兄ちゃん。
別れろなんて言わないで…。」

「…ごめん。できない。」

「…お兄ちゃんのばか。お兄ちゃんなんて大っ嫌い!」

そう言って芽唯はリビングを出て行ってしまった。

リビングには沈黙が続いた。

「太陽、お前ももう帰れ。」

「でも先輩俺は…」

「話は今度だ。芽唯があんなんじゃ話ができない。今日は帰れ。」

「…はい。」