やばい。気が付けば年が変わるまであと5分になってしまった。

これはかなりやばい。

「芽唯起きて。あと5分!芽唯!」

芽唯は全然起きない。

「芽唯!」

「ん〜」

なんか気持ち良さそうに寝てるし…

てかかわいいな。まじで。

「芽唯…」

俺は気が付いたら芽唯にキスをしていた。

そのとき、芽唯は目を開けた。

「…太陽??」

「起きた?」

「うん。…え、今…」

「かわいかったから。」

そう言って芽唯を抱きしめた。

「太陽?」

「芽唯。ごめんな。」

「え?なにが?」

「俺が教師だから普通の恋人みたいに学校帰りにデートしたり、街中で堂々と手繋いで歩いたり、学校でいちゃいちゃしたり、友達から応援されたり恋バナしたりとかできないよな。
お兄ちゃんにもまだ言えてないし。俺だから、我慢することたくさんあるよな。
ごめんな、ほんとごめん。」

「なんで謝るの?私、今のままで十分幸せだよ。確かに、そういうことはできないけど、こうやって遠くにこれば堂々と手繋いで歩けるよ!いちゃいちゃも出来るよ!
遠くだからたまにしか来れないけど、そういう時間があるから普段頑張れるんだよ。
だから太陽が教師だからって、謝る必要ないよ。教師と生徒で出会ったからこその今があるんだって、私はそう思ってるよ。」

「芽唯…。俺、ずっと不安だったんだ。芽唯は俺といるとき楽しいって言ってくれるけどどこかで無理してるんじゃないのかなって。本当は同じ高校生と楽しみたかったんじゃないのかなって。すげぇ不安だった。」

「もうバカだなぁ太陽は。私がそんなこと思うわけないじゃん。私は太陽が良かったんだよ。太陽じゃなきゃダメなの。高校生とが良かったら初めから太陽のことなんて好きになってなかったよ。
大丈夫だよ。私、太陽のこと好きになってよかったって思ってるし、これからもその気持ちは変わらない。
今が本当に幸せだよ。太陽といられることが、私の一番の幸せ!」

「…ありがとな、芽唯。俺、好きになったのが芽唯でよかったよ。今年もよろしくな。」

「今年ってもう終わる…え、待って。今何時??」

芽唯は慌てて時計を見た。