幸せな時間はあっという間で、気付けばもう家の前にいる。

「芽唯。これ、渡すタイミングなくて今になっちゃったけど。」

太陽はかわいくラッピングされた袋を私にくれた。

「開けていい?」

「…うん。」

私は太陽にもらった袋を開けた。

中身はハートのネックレスだった。

「すっごいかわいい!ありがとう太陽!大切にする!」

「よかった。ありがとう。」

「あ、私もあるんだ。はい、これ。」

「いいの?ありがとう。開けていい?」

「うん。たいしたものじゃないんだけど。」

太陽は丁寧に開けてくれた。

「マフラー?」

「うん。…変かな?」

「全然だよ。すげぇ嬉しい。ほんとありがとう。俺もこのマフラー大切にするから。」

「嬉しい!ありがとう!」

「これからずっと身につけてられるな、これなら。」

「でも私太陽がそれしてるとこ見たら嬉しすぎてにやけちゃうよ。」

「じゃあ絶対してこよ。」

「でも、使ってほしい。」

「ちゃんと使うよ。今日から。」

と言って太陽はマフラーを巻いた。

「どう?似合う?」

「うん!かっこいい!」

「だろ?あ、芽唯はそれ学校にしてくんなよ?見つかったら没収されるからな!」

「してこないよ!没収されたら泣くから。」

「泣くのか。」

「だって太陽からもらったものだもん。」

「なんだそれ、嬉しいな。」