「ごめん。」
嬉しい。彼女も僕を好きだったなんて…。
もしあんなことがなければ、僕は…

だけどもう遅いんだ。
「ありがとう。だけど、君の幸せのために僕はいない方がいいんだ。」

そう…絶対に…。

「勝手に決めないでよ。私はあなたがいなきゃ幸せにはなれない!
…あなたが、私を助けに来てくれたとき、本当に嬉しかった。この人なら私を幸せにしてくれる。そう思えたの。そんなの初めてだったし、この人しかいないっておもったのに…」

違うよ。それは違う。助けたかもしれないけど、巻き込んだのも僕なんだよ。だからそんなこと言わないで。