それからは、毎日彼女だけを探した。

白いワンピースを探したって、毎日同じ服を着ているわけなんてないのに。

手掛かりが少な過ぎる。

何歳くらいだろう。

同年代だろうか。

なにせ、学校もまともに行っていない僕。

年齢を予測することすら出来ない。

手掛かりにしようと、窓にうつる自分の顔をみた。

参考にもならない。

こんなにも老けているなんて。

ショックは隠しきれない。

でも当然のことだった。

髪もヒゲもずっと切っていないんだから。

眉毛なんて繋がっている。

あの子は誰なんだろう。
夢にまで彼女を見て、慌てて跳び起き外を見る。

当然いない。

そんな日々が何日か続いた。