入院して一週間。
僕は、眠れず夜を明かした。
彼女に会いに行こう。これがきっと最後になる。
想いを伝え、そのまま去ろう。
「看護師さん。彼女に会いに行きたいんですが。」
「わかりました。では行きましょうか。車椅子に乗ってください。」
「はい。」
廊下を渡り、エレベーターに乗り一階に降りた。
精神科は、隣の病棟にある。
一階からしかいけないつくりになっているらしい。
そしてまたエレベーターに乗り三階へ。
静まり返っている病院に看護師のカツカツという靴の音だけが響いている。
1番奥の窓際のベッドに彼女はいるらしい。
もう元気になっているのだろうか。
そもそも話し掛けて、僕を嫌がらないだろうか。
今更、不安になっていた。
心臓の音が聞こえる。
ドキドキが早くなっているのがわかる。
「着きましたよ。」
「ありがとうございます。ここから先は、一人で行きたいのですがいいでしょうか。」
「はい。それではここで待っていますから。」
慣れない車椅子で前に進む。
病室に入るとすぐ、彼女と目があった。
「あ…」
「こんにちは。」
「えと…」
何を言えばいいのかわからなくなった。
「久しぶり!元気だったぁ?わざわざきてくれてありがとうね!」
僕は、眠れず夜を明かした。
彼女に会いに行こう。これがきっと最後になる。
想いを伝え、そのまま去ろう。
「看護師さん。彼女に会いに行きたいんですが。」
「わかりました。では行きましょうか。車椅子に乗ってください。」
「はい。」
廊下を渡り、エレベーターに乗り一階に降りた。
精神科は、隣の病棟にある。
一階からしかいけないつくりになっているらしい。
そしてまたエレベーターに乗り三階へ。
静まり返っている病院に看護師のカツカツという靴の音だけが響いている。
1番奥の窓際のベッドに彼女はいるらしい。
もう元気になっているのだろうか。
そもそも話し掛けて、僕を嫌がらないだろうか。
今更、不安になっていた。
心臓の音が聞こえる。
ドキドキが早くなっているのがわかる。
「着きましたよ。」
「ありがとうございます。ここから先は、一人で行きたいのですがいいでしょうか。」
「はい。それではここで待っていますから。」
慣れない車椅子で前に進む。
病室に入るとすぐ、彼女と目があった。
「あ…」
「こんにちは。」
「えと…」
何を言えばいいのかわからなくなった。
「久しぶり!元気だったぁ?わざわざきてくれてありがとうね!」