篠突く雨が降る


私は夜になっても眠れなかった。
寝たらまた何かされるかもしれない。

大きな液体テレビとたくさんの人形、そして、小さな窓が
より恐怖心を煽る。

怖くて鎖を見つめていた。

するとどこからか声が聞こえはっと我に返った時、

目の前にあったテレビがついたのだ。

『ちょっとやりすぎたかな?』

真っ黒の瞳を持った黒髪のショートヘアの女の子がそこに映っていた。
小学3年生ってところだろうか。