世界一幸せな国Ⅰ

彼方にコソッと言われた私は、しばらく恥ずかしさで口を開けなかった。




彼(藍乃だって、わざわざ分かりにくく話してるくせにふたりともいってることがめちゃくちゃだ)



私も悠馬も、彼方がこう思っていたことを知らない……



悠「次に……えーっと……あ、世界だな。人間界、魔界、魔法界、天界、動物界……がある。どうする?」


「ごめん、人間界以外どんなのかわかんない」

彼「俺は天界も分かるよ!悠馬が働いてるみたいな感じでしょ?」


あー、そうだな。

確かに悠馬は天界で働いている。


悠馬も「そうだ」と頷いている。


「あ、あと動物界も分かるかも!動物ごとに世界が違ってる、人間界みたいなもんでしょ?」


悠「彼方すげえな」


悠馬が感心しているところを見ると、本当にそうらしい。


彼「……さすがの俺でもそれ以外はわからない」



しかし、やはりそれ以外はわからないようだ。


仕方ない、悠馬に委ねるしかないか。


「……」


悠「俺をそんな目で見るんじゃねぇっ!どんなところか教えてやんねーぞ!」


「……ちっ……お、教えてください……」