神の声が鳴り響く。
姿は見えないのでどうなっているかは分からないが、神が本気だということは声でわかった。
前、神さまは意地悪だって言ってたけど、本当に神様のせいだったとは……。
かつての自分にある意味関心を覚えながら、私は言った。
「私はいいよ。確かに辛かったことはたくさんあったけど……それがなかったら彼方や魁桜のみんな会えてなかったからね。……みんなと一緒に居られたのは幸せだったなぁ……」
彼「俺もいいよ。藍乃たちと居れて、幸せだったし」
彼方もえへへ、と笑いながら言う。
『お主らは……なんていいやつなんじゃ……。よし!そんなお主らに大奮発じゃ!!』


