『無駄話はここまでだ。時間が足りん』



神が話を切ったことによって、みんな切り替わった。


悠「今から、旧近藤藍乃、旧出雲彼方の転生登録を行う。近藤藍乃。20●●年 11月27日午後2時46分死去。死因は屋上からの落下による内臓破裂。事件性はあり。また、今すぐ転生できるものとし、最高度(+)の不幸体質より空いている物件ならば自由とする」



「うわー……。内臓破裂とかやばすぎるでしょ……。骨もバッキバキでしょ?……グロ……」



思わず言った。


「綺麗に死んだらよかった」



彼方が苦笑していた。

悠馬と神は呆れていたけど。



悠「出雲彼方。同日午後3時14分死去。死因は銃による脳出血、また、それによる失血死。事件性はあり。また、今すぐ転生できるものとし、最高度(−)の不幸体質より空いている物件ならば自由とする」



「……彼方の方が綺麗に死んでる」


少し不機嫌な声が出た。

私は見るに堪えない形で死んでしまったから……。

よかったのはよかったんだけど……。



彼「……なんかごめん」


「いや、全然いいけど」