裕二さんには、こいつを捕まえてもらわないといけない。
だからここでは死なないで。
男が、どこかから銃を出した。
裕「っ?!クソッ」
一体こいつはいくつの銃を持ってんだ……
流石に多すぎるでしょ……
俺は走っていって、裕二さんの耳元で言った。
「裕二さん、絶対……捕まえてね」
ドンッ!
裕「ちょっ、彼方!何を……」
──パシュッ
ありがとうございました。
俺の大好きな先輩。
先代の副総長。
また、どこかで会いましょう。
裕「……ぁ……彼、方……。俺は嘘をついたら許さねぇって言ったじゃねーかよ……くそぉ……」
でも、折角彼方が助けてくれた命。
絶対に逮捕する。
裕二は、そう決意した。
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