これは俺が、警察が来たとき裕二さんに頼んでいたこと。
──ファンファン……
『裕二さんっ!お願いが……』
裕『……ん?なんだ』
『今、藍乃が上に残ってるんです!あいつ、僕らを庇って死のうとしてるんです……!
だから僕は、近いうちに上に向かいます。幹部たちに気づかれないように。
最悪……ですが、僕が覚悟できた場合やどうしようもないと感じた場合、手を挙げますので……援助……願いますか?
その時、犯人確保に努めていただけたら光栄です。
僕が刺されようが撃たれようが……
気にしないでください』
裕『でも彼方……それは……』
『すみません、もう……決めたんです。でも出来るだけその手段は使わずに済むように努力します』
裕『そうか……分かってると思うが……死ぬなよ!!』
『……はいっ!!』──


