男「彼方くんの両親さ、小学校の頃死んじゃったんだろ?」
「……だから?」
男「それ殺ったの、俺、なんだよねー」
え?
お父さんとお母さんを殺したのがコイツ?
男「ほら、覚えてねぇの?お前が家に帰ってきたとき、両親が倒れてて、そん中に……一人立ってるフードの男がいただろ?」
男「そいつが……お、れ!」
「……」
男「あの後、君のこともすぐに殺そうと思ったんだけど、……あの悲しんで、苦しんで、堕ちていく姿を見てたらさ……ククッ……可笑しくって……」
ああ、本当にコイツが殺したんだ。
俺の両親も、俺の大切な人も……
「……ゆる、さない……!お前のこと……ぜってぇ許さねぇ!!!!」


