世界一幸せな国Ⅰ



殺気を……全開にして……


今まで私から出たことがないような、私も知らないぐらい強く殺気が出た。




男「……ま、まあ死ぬんだから、べ、別に良いけどよ」




男は怯えて一歩後ずさった。




怯えた……


怯えたのなら、それは……









チャンスだ!!!!
──ドゴッ




体を支えるために壁に付けていた手は殴るために離れ、力がない体は殴った時の反動でよろけた。




そのせいで、私の体は後ろに傾き……




















そのままフェンスを突き破って屋上から落ちていった。