世界一幸せな国Ⅰ



1人……



そう、彼方が気がついた。







彼方は学校の横にある山の木を伝って来た。







彼「あ……え……うそ……で、しょ?」









そう言うと同時に彼方は屋上まで来た。










「く……るんじゃ……ねぇ……よっ……馬鹿……っ」




息が出来なくて、苦しい。



でも、最期に……こいつを殴っておかないと気が済まない。





ヨロッ……




私はふらつきながら立ち上がった。

体に力なんて入らない。


足はガクガクと震えていた。


男「撃たれてもなお立つなんて凄いじゃん!!俺撃ったの、間違いなく肺だろ?」



「……そ、だな……でも、さい……ごにッハァ……お前を……殴っ……とかないとッ……いけね……からッ」