──次の日



「おはよう」

ユ「おはよう」



この日は、さすがのユアンもちゃんと起きた。



バ「おはよう、体調はどう?」


「なんともないよ」



私たちは食卓に座り、まだ起きていないランダお兄様を待った。


他の家族はテンションが異常だったため、例のごとく割愛だ。


ラ「おはよう。遅くなってごめんなさい」


「ランダお兄様は遅くない。ユアンがいつもと違うだけだよ」


ユ「やめてよ、ローナ」



すごく久しぶりに、みんなで食卓を囲んだ。


楽しかった。


美味しかった。



幸せだと、思った。




みんなが食べ終わった頃、私は口を開いた。


「みなさんに、大切なお話があります!!」




心臓が、バクバクと大きな鼓動を立てる。


不安で声も震えそうだ。



そんな私たちの様子を見て、みんなも真剣な顔つきになる。


がんばれ、できる。
できるよ、私。