ドアを開け、ベッドの周りへと集まった。
ベッドの中にはいつも通り寝ているユアンがいる。
ローナがホッと息をついた。
ロ「よかった、間に合って。起きた時に誰もいなかったら寂しいもんね……」
その言葉に、みんなの顔が綻ぶ。
よかった、まっすぐに育ってくれて。
ロ「でも、みんな心配してるしそろそろ起きたら?朝と同じように寝坊助なのね」
ローナが1人でユアンに話しかける。
俺たちは、それを見守っていた。
普通なら、泣きそうになる場面だろう。
車椅子の女の子が意識不明の男の子に一方的に話しているのだから。
でも、なぜだろう。
そんな寂しい空気には、全くならなかった。
ローナが、起きることはわかっているといった態度で接しているからだろうか。
すごく軽かったのだ。
でも、俺だって言いたいことがある。
ローナの横へ、一歩出た。
ローナを見守っていた視線が一気にこちらへと向く。
ローナは俺の顔を見てすぐに分かったのか、一歩下がった。


