ア「皆様、グラスを手にお持ちください。……それでは、乾杯!」
お父様の乾杯の音頭が終わり、再び会場は賑わい始めた。
……とは言っても、前世私が仲間としていた族の飲み会とは全く違うのだが。
開始してしばらく、私達はずっと壇上のイスの上に座っていた。
そして、会場の空気が私達以外に向いた時、私たちは立ち上がって舞台から降りた。
1席ずつ回り、挨拶をする。
「お初にお目にかかります。次女のローナでございます」
ユ「同じく三男のユアンでございます」
男「これはこれは、ご丁寧にありがとうございます。オーレリー・アポリネールでございます。ローナ様、ユアン様、この度はおめでとうございます」
「「ありがとうございます」」
それからしばらく話していて分かったこと。
オーレリー氏は周りに気を配れる気さくなお方で、とある学校を経営しているそうだ。
お優しいので、きっとこれからもボールドウィン家とは関わりがあり続けるであろう、そんな人だ。


