久しぶりに会った奈緒が、愛しかった。 驚く奈緒を引き連れて、二人きりになれる場所を探した。 そして、今に至る。 全てを話す間黙っていた奈緒。 体を離し顔を覗き込むと、ボロボロと涙を零していた。 そんな奈緒が、愛しくて仕方ない。 俺はもう一度キスをして、奈緒を抱きしめた。 もう二度と、離れないように。