「実はね、新しい同居人がいるの」 「え?どういうこと?」 葉月の同居人は、葉月の彼氏でしょ? 「あたしの彼も同居してる人がいてね、でも今回あたしが彼の家に入ることになったじゃない?」 「うん」 「そしたらその彼と同居してた人が、あたしと入れ替わりでこっちに住むって」 「へぇ……、…ん?」 あれ?なんか今、耳を疑う言葉が… 「って、えぇ!?」 「ごめんね、急で」 ペロッと舌を出す葉月は、あんまり反省はしていないように見えた。