“明日まで待って” てことは、今日中に準備して出ていくってことだよね…? なんだか胸がザワザワする。 と同時に、なぜかチクリと痛んだ。 気にすることない。 葉月が戻ってきて、元の生活に戻るだけ。 …気にすること、ない。 そう思ってる時点で気にしまくりな自分に嫌気がさしながらも、葉月をなだめる。 そして、亮佑さんの部屋に向かった。 ――コンコン 「どうぞー」 「失礼します…」 「何かしこまってんだよ」