「…な、何言って…!?」 いつ、どうやってそういう考えに至ったのか全くわからなくて焦る。 「からかわないでください」 「本気だって言ったら?」 「…え?」 「してもいいの?」 「…ダメです」 赤くなった顔を隠すように俯く。 なんて悪質なからかい方なの。 あたしの反応を楽しんでるみたい。 ていうか会ってまだ二日目だっていうのに。 「ちぇ、残念」 ポンとあたしの頭に手を置き、キッチンから出ていった。