――ピピピッ…― 「…んー…」 翌朝。 目覚ましを止め、重い体を起こす。 しっかり寝たはずなのに、なんか体だるいなぁ…。 なんてぼやいてる暇もないので、ベッドから降り洗面所に向かった。 「おはよ」 洗面所の扉を開けて、真っ先に目に入った亮佑さんの姿。 やばい、亮佑さんのことちょっと忘れてた。 「おはようございます…」 あたしと入れ替わりで亮佑さんは洗面所から出ていった。