あれ?

何か、里衣奈の心臓、鼓動打つの早くね?

てか、そろそろ泣きやんでるじゃん。

俺が里衣奈の泣き顔を見て、里衣奈を引っ張ったのは自然だった。

里衣奈の泣き顔を見て体が勝手に動いた。

「ありがと。もう落ち着いた。」

こういう時だけ、素直な里衣奈。

俺はそういうとこが好きだ。

ソッと引き離す。

俺の制服、ビチョビチョじゃん。

「てか、お前何で泣いたんだ?」

「瑠奈さん、血が繋がって無いのに、あたしの事愛してくれてるから、嬉しくて・・・」