ハルは階段を上って暫く歩いて 奥の方にある滅多に人が来ない資料室に入っていく。 あたしの手を引いたまま。 この時 ハルから伝わる手の温もりを感じた気がする。 ハルの手ってこんなに大きかったっけ? 何だか... この手は安心するような...そんな感じがした。 準斗とはマタ違った手。