「どぉ?俺最高だった?」




呑気にそんな事言っちゃってる準斗。





「負けねぇぞぉ!」





ハルは闘争心丸出しだし。






その後ハルがバラードばっか歌ったのは言うまでもない。







ハル...単純すぎない?









でも、馬鹿ハルが居てくれて助かったよ。





泣かずに済んだよ。





今だけはハルに感謝。






ちゃんと気持ち切り替えてあたしは歌いまくった。





ちゃんと楽しめたよ。






大丈夫。





あたしはちゃんと準斗の“友達”として居続けるから。







幸せな2人の邪魔をしちゃいけない。




好きな人の幸せを願うのが本当の愛だよね..?











でも、あたしは未熟者でした。








周りが見えなくなるくらい、冷静な判断が出来なくなるくらい愛してしまうなんて......











この時のあたしは想像もしなかった。








人を愛するって素敵な事なのに....





こんなに辛いなんて....................