あいつの隣。


放課後。
私が所属していて。副部長も務めさせてもらっている美術部の部室に行こうとしていた。

だが、担任の先生とたわいもない話をしていた。
そこから将来の話になり、




私の近くにいたあいつが話を聞いていたみたいで…。


「お前マジで声優目指してんの?」

あいつ、佐井 瞬(さいし まどか)に話しかけられた。


「まーそりゃぁね?」


「瞬は何になりたいん?」

「銀行員かなー。。金がなガッポリだろ?」

「瞬の頭の中金しかないよね絶対。」

「んなことねーって!まぁ吉田も頑張れよ」



こんな会話をし、
気付いたら部活開始時刻だったので。
帰宅部で部活もなくただ帰るだけの瞬に、また明日ね
と告げ急いで教室を出て行った。