「なんだよ、お前。嬉しくないのか?」






眉を寄せて怪訝そうに言ってくる“目の前”のやつーーー改め、青龍総長。


わー、こわいなー。
どーしてこんな人があたしの目の前にいるんだろー。






てゆうか、あたしが質問したのになんで質問されてるの?



聞いてたの?こいつ。
あたしの話ちゃんと聞いてたの!?






「嬉しいワケないでしょーが。

コッチは放課後忙しいっていうのにイキナリ教室に厳つい先輩達がきて追いかけられて。

そして、やっと逃げきれたと思って学校の裏口から出ようとしたらあんたがいて“世話係"になれって?どこに嬉しい要素があるの!?」






……って、あ。

言い過ぎちゃった感じだよ、ね。






この目の前にいる人仮にも総長だったよね!?






なんか総長さんもきょとんとしちゃってるし!?

どうすんのあたし!?