あれから1週間後、私は高校に入学した。
私が入学したのは、公立明宝高校《Meihou high school》という所だ。
明宝は私の家から自転車で行ける距離にあり、公立高だからあまりお金がかからない。
しかも、私はあまり勉強が出来ないので、県内でワーストに入る程の頭の悪いこの高校が一番ベストだった。
ただ、この高校に唯一嫌なところがある。
それは、県内でトップクラスの不良が集まること。
ほんとにこんな高校あるんだ〜…って思えるほど不良が集まる。
それが私を悩ませたのだけれど、どうせ不良となんてかかわらないしいっかっという安易な気持ちで私はこの高校に決めてしまった。
だから、この時は気付かなかったんだ。
これからたくさんこの学校の不良さんと関わって、いつしかその人達が私の大切な人達になるなんて____
