君と見た夜空




名前を呼ばれた瞬間、私の心がドキッとした。

何、この感じ…

よくわからないからまあほっとこ。


「はい、こちらこそ宜しくお願いします、羽柴さん」

もう会うことはないと思いますけどね。

と口で言い、心で思った時に彼は

「羽柴さんじゃなくて、唯斗でいい。

あと敬語もいらない。」

と言ってすぐ、じゃー帰るなと言って展望台から出ていった。

「俺さ、またすぐ、ありすと会う気がする…」

そんな一言を残して…。