「私達、今日初めて出会ったばかりなのに心配してくださってたんですね。 ありがとうございます。」 「別に、礼なんて言わなくてかまわねえよ。」 「でも、あかの他人なのに心配してくれたから…」 と私が言うと、俺があんたのことほっとけねえって思ったから心配しただけだから気にすんな、なあんて優しい言葉をかけてくれる。 それからまた少しの沈黙出来2人で夜空を見上げた。 春の夜空の下、お互いの名前も知らない他人と綺麗な星を見る。 ちょっと笑っちゃうかも。 それにしても… と、私は彼の顔を見た。