家から程よく近くにある展望台。
夜空が凄く幻想的にみえるこの場所が俺のお気に入りの場所。
ここにいると不思議とつらいことが忘れられるんだ。
だから、今日だっていつものようにここにきて星眺めて気持ちがスッキリしたら帰ろう。
そう思っていた。
でも、いつものベンチに誰かが座っているのが見えて
更に近づくと泣いていたんだ。
「母さん…ごめんね……っ!!」
普段の俺なら誰かが泣いてても全く気にしないのに、今日この時だけはどうしても気になって。
だから、自分でも気づかないうちに彼女に話しかけていた。
「……おい。」
そう俺が話しかけると、目の前にいる彼女は俺の方をゆっりと見た。
そして彼女と目が合った瞬間に、俺は_____
唯斗side end
