気まぐれ恋愛物語。



『恋ー!!!』

そう呼んだのは小百だった。

なにも知らない私は
キョトンとした顔で
いつものように返事した。

『なにー?』

小百の横には優香と麻奈。

少しだけ沈黙が続いた。

『恋ってさ…』

沈黙を切り出したのは小百だった。

『ん…?』

『恋って敦也と仲良いよね。
私は夏目と仲いいし。
なんか逆だよね。』

小百は笑っていたけど、
その目に光はなかった。

どこか憎んで、どこか悲しんでいる
ような感じがした。