あ、自分の席分からないや…。

どうしよ…。

「君、あそこの席だと思うよ?」

そう言って知らない男の子は

後ろを指差した。

あ、ほんとだ。

「あ、ありがと…。」

お礼を言ってそそくさと

後ろの席に座った。