「おい、聞いてんの?」

やばっ、存在を忘れてた!

謝ろうと思って顔を上げると

キスできそうなくらいに

あの人の顔があった。

い、いつの間に近くにいんの!?

「ち、近いです…。」

「あぁ、ごめん」

そう言って、離れてくれた。