目を剃らされたところですかさずこの言葉をかける。


「てかキミ~ホントに殺したんだね」
「…!」


ボクは、告白した子を…今は死体だけど、その子を見て言う。
なんかボクが登場してからほったらかされてたからさ。


「ホントにキミ、凄いよね~」


ボクはニヤニヤ笑いでそう言った。
まぁ、ボクがさっきからこういう言い方をしてるから、この子はボクが最初から知ってたってことに気づいてるだろうな。


「でもさ~これってヤバいんじゃないの?この世界では『ハンザイ』になるんでしょ?」
「…わかってるわよ。そんなこと」

魔界では殺したりするだけで、なにか罪に問われることはない。
というか悪魔だし、どんどん殺しちゃって~っていう感じ。
まぁ、さすがに魔界を裏切ったりしたら、容赦無く殺すけどさ。


黙りこくってしまった幼馴染みの子に、ボクはある提案をした。


「ボクが手助けしてあげようか~?」
「は?」


口をぽかんとさせて、すっごく驚かれた。