「その鎌…まさか…メイトロワール家の…」


「うるさいのは嫌いだよ♪」


ザシュ、っと首を切り取った。
なにか言った気がしたけど聞こえないっと♪




「ん~久しぶりに楽しかった♪」


頬に付いた血をペロッと舐めて、ニコッと笑う。
周りには死んじゃった天使たちが散らばっている。
ある天使は首をはねられ、ある天使は体をメッタメタに切り裂かれ、心臓が飛び出していた。

ユウの周りには天使の亡骸と血の赤で染まっていた。
そして、ユウ自身も飛び散った血で真っ赤に染まっていた。

あ~あ、また汚れちゃったよ~


「ま、いっか。楽しかったから良しとしよう♪」


そういや、あの女の子どうなったかな?
確か殺しそうだったけど…
そう思ってボクはあの鏡…【天の魅鏡】を見てみる。


あ、ちょうど家に入るとこじゃん!
急がないと見逃しちゃう!

さすがに女の子に会うのに血だらけはマズイよね。
そう思ってボクは魔法で血を拭った。
ついでに鏡は異空間に飛ばしておこ♪

全部終わると、急いであの子が入っていった家へと行った。