「ボクの力を使えば、人間なんて簡単に騙せるよ~♪」


ニヤニヤ笑いで楽しそうに言う悪魔。
悪魔ってそういうことできるんだ…
怪しいし気持ち悪いけど、信用はしていいかも…



「わかった…協力して」
「うん!いいよ~♪」


軽い間延びした返事。
ニヤニヤ笑いからニコニコ笑いに変わって、なにか小さい石みたいなものを取り出して、渡してきた。


「これは…?」
「この世界では通信機って言うのかな?形は変えられるから、好きな形にして身につけておいて~」


私は、少し考えて星形のペンダントにして、首からさげた。


「うわ~似合うよ!」


ニコニコの笑顔で言われた。
ちょっと嬉しい…