あの子じゃなくて私を見て


結局、あの後も告白の話をされるだけで、私達にかわりはなかった。
でも、何ヶ月たっても何ヶ月たっても告白しない瑠衣に、嫌気がさしていた。

そして、六ヶ月がたったある日。


「でさー、叶愛が……」

「いいかげんにして!」


我慢の限界だった。


「どうしたんだよ、急に」

「ごめん、瑠衣。私が悪いの」

「え?」

「ダメだってわかってるんだけど、まだ……まだダメで」

「ほたる?」

「私、まだ瑠衣のことが好きで……」


涙は見せられない。
そう思っていたのに、目から大粒の涙がとめどなく溢れた。