あぁー、もう! 「バカ昴ーーーーっ!」 昴の背中に向けて叫ぶあたし。 「…アンタのせいで、好きになっちゃったじゃん、バカ昴。」 小さくこんなことを呟いたのは、昴には秘密にしておこう。 ―――あたし、吉野 柚稀は、壁ドンという名の恋に落ちる新しい魔法を発見した。 人間のクセに恋の魔法を使うとは、反則なんだから! End♪