「…やっぱ、コレか。」


目に入ったのは女子の群れ。

集団じゃないよ、コレは。
群れだね、群れ!


キャアキャアうるさいっつーの!


もちろん、その真ん中に笑顔で立ってるのは、


桐沢 昴-キリサワ スバル-

A組の王子様だかなんだか知らないけど、
あたしの安眠妨害は止めてほしい。


…しょうがない。

使うか、アレ。